採用情報

私の所属している生産技術部 生産技術Grは新規カーボンブラックの開発、生産プロセス及び技術の改善、設備能力の増強検討等を行っています。その中でも現在、私が主に担当しているのは燃焼炉の操業改善によるコスト削減です。

当社では、カーボンブラック製造時の副産物である副生ガスを燃焼炉で燃焼させ、その熱を利用して自家発電を行っています。燃焼炉の操業条件の改善により発電量の増加が期待される一方で、燃焼炉の操業改善は、環境負荷を高める可能性も孕んでおり、非常に難しい課題です。

入社当初から重要な課題にチャレンジできることは、成しとげたときの成果や達成感につながり、大きなやりがいを感じています。

入社して初めて任された課題で、成果を上げることに成功した時です。課題は「ある銘柄の製造条件を改善することで生産性を向上させる」というものでした。製造条件の検討段階ではわからないことが多く、生産技術部の上司や先輩にはもちろん、他部署の方にまで多くの方々に助言を求めました。その結果、大きなコスト削減効果を生むことができました。コスト削減効果があるとわかった時の喜びは今でも鮮明に覚えています。自分にとって初めての仕事で大きな成果を上げることができたのは、部門・部署間の垣根がなく、誰にでも相談ができる仕事のしやすい雰囲気があったからだと思っています。

私は大学時代に環境と生命に関する学問を学びました。今私が携わっている環境負荷の低減というテーマでは、環境について学んだことが活かされていると感じています。一方で、有機化学や伝熱・燃焼・流動といった化学工学の知識はほとんどなかったため、業務を通じて日々勉強しています。

また私は高校・大学と演劇部に所属し、役者や時には裏方として公演を行いました。演劇は一人で公演することはできず、たくさんの人々が一丸となって取り組む必要があります。私はそんな活動を通じ、人と人とのつながりを大切にすることを学びました。その経験を活かし、自分の所属する部署内はもちろん、異なる部署・部門の方々とも積極的につながりを持つことを意識しています。

私は就活で会社を選ぶ際の基準として「自分がその会社のために頑張ろうという気持ちになれるかどうか」を最重視しました。業務内容や福利厚生ももちろんですが、なにより会社の社風が自分に合っていなければ、その会社で長く勤めあげることは難しいのではないかと考えたからです。

いくつか会社の選考を受けましたが、なかなか納得のいく会社は見つかりませんでした。そんな折に日鉄カーボン株式会社を見つけ、アットホームで温かな雰囲気に居心地の良さを感じ、この会社であれば、会社のためにも仕事を頑張ろうという気持ちになれると思い、入社を決めました。就活生の皆様も妥協せず「この会社なら頑張れる」と思う会社を納得いくまで探してみてください。応援しています。