研究・製品開発

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グローバルな顧客サポートを担当。
自分が開発した製品の事業化を目指して。

2015年入社
専攻 / 高分子合成化学
総合研究所 機能樹脂材料開発センター
Y・T

私が所属する回路基板材料センターの回路材料技術サポートグループは、当社の主力製品である回路基板材料「製品名:エスパネックス®」を納入したお客様が製造プロセスで何らかの問題を抱えた際に、その原因を究明し解決策を提示することが主なミッションとなります。また、社外の方との交流を通して市場動向や技術動向の調査なども担当しており、常に高くアンテナを張りながら業務を進めています。

顧客の主要拠点は海外

海外のお客様が多く、(新型コロナウイルス影響のため)現地とWeb会議を頻繁に行っています。海外のお客様とのWeb会議を通して、日本と異なる視点や納期に対する考え方などを知ることができ、とても刺激的な毎日を過ごしています。このような中で、特に相手の状況や要望を正確に把握することは常に心掛けています。相手の状況を正しく認識出来なければ、不具合の原因を解明できず適切な提案もできないため、1回の会議、1通のメールでのコミュニケーションの質を大切にしています。

「エスパネックス®」が使用される業界は企業間競争が激しく、問題が起きた場合には解決までのスピードが事業の生命線となることもあります。当社は顧客サポートの面でも評価を頂いていると自負しており、高い品質の製品を世の中に出していくと同時に、こうした顧客サポートがお客様の信頼を獲得する大切な役割の一つだと考えています。

社外の方とコンタクトする機会が多く、世の中のニーズや他社の技術動向などについては、いち早く情報収集できる事がこの仕事の醍醐味であり面白さです。また、実験好きの私としては評価のためにさまざまな装置を使用して、確実に事象を解決していく研究部門ならではのやりがいも感じています。

製造現場での経験が大きな糧に

入社後は約5年間、化学品事業の製造部門に携わりました。今の部署と毛色の違う化学品事業の製造現場を経験できたことは、とても大きな財産ですね。安全への意識や安定操業、コスト管理、他部署との連携など製造現場を通して学ぶことができました。この経験によって、現在は相談をいただくお客様の「製造現場をイメージしながら」原因解明や提案する事を意識しています。また、品質管理という視点を持つことも出来たので「エスパネックス®」についても客観的に見られるようになりました。そういう意味で育成ローテーションの重要性について身を持って感じています。

特に、製造現場で感銘を受けたのは現場の底力です。予期せぬ設備トラブルにも果敢に対応する先輩や上司の姿に刺激を受け、私自身も肝が据わった気がします(笑)。研究所に配置されてからも社外の技術者との議論や発表の場でも、緊張することなく臨めるようになりました。

報連相と謙虚さを忘れない

今の部署に配置されてから日々気付きや学ぶことが沢山あります。上司や先輩だけでなく後輩からも教わることが多く、つねに謙虚な姿勢で学ぶことを心掛けています。役割上、短納期案件が多いため報告・連絡・相談を行いながらチームとしても早期に対応を取れるよう意識しています。

私には元々「世の中の人々が、もっと便利に過ごせる社会にしたい」という想いがあり、メーカーへの入社を志しました。その為、将来的には自分が開発した製品を事業化することが目標です。自ら携わった製品が、世に出るということは研究者にとって大きな喜びですよね。こうして今、組織の中で役割を全うしながら、私自身が希望すれば川上から川下まで幅広く学べる環境にいるからこそ、しっかりと力をつけて当社で必ず実現したいと思っています。

Time Table

9:00 〜 10:00
出社、メールチェック、営業との情報交換
10:00 〜 12:00
知的財産部と特許打合せ
業界の特許情報整理
12:00 〜 12:45
昼休み
13:00〜 16:00
顧客プレゼン用の資料作成
上司と顧客打合せのポイント再確認
16:00〜 18:00
海外顧客とWEB打合せ
18:00
顧客打合せの面談内容整理、グループ内で情報共有
退社

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