実は、現在の部署に配属されてすぐに、新しく導入する会計システムの立ち上げを任されました。異動してきたばかりで、事業に関する知識やそれまで利用していたシステムの理解度に多少の不安を感じましたが、先輩の丁寧な説明を聞きながら対応策を考えることができました。

この新システムは管理機能の向上を目的に導入されたものですが、導入した成果を出すためには、製造現場の方々にも従来の業務フローを変えていただく必要があり、現場の方々の協力が不可欠です。そのため、新システムの説明をする際は、メリットをしっかりと伝え、現場の方々の疑問や要望をしっかりと聞くように心がけました。

そうしたやり取りを重ねて実感したことは、相手の立場を考え、必要な情報を必要な形・量で提供することの大切さです。質問を受けたときには、相手の方に合わせて説明の仕方を変えたり、メールだけでなく直接コミュニケーションをとって、しっかりフォローするように努めています。

当社は、若手の頃から裁量の大きな仕事を任せてもらえる環境だと思います。例えば私の場合、1年目で同業他社の事業分析を任されました。周りの方にサポートしてもらいながら必死に準備し、社長や役員の前で報告しました。当社は与えられた業務をこなすだけではなく、しっかりと自らの意見を求められる環境だと感じています。だからこそ、自分で課題を見つけて行動する力が自然と身についたように思います。

また、現在は決算、資産管理、予算編成とすべてを任されていることにも非常にやりがいを感じていますね。取り組む課題が複雑で関わる人が多いほど、解決できたときの面白さや達成感は大きくなります。部署の機能上、社内の方と接することが多いのですが、相手の要望に応えてお礼の言葉をいただけると、役に立てたという手応えを感じます。

仕事はさまざまな人との関わりによって成り立っていると思います。自分一人で解決することが正しいと考えず、周りの方の意見を積極的に活かしながらゴールを目指します。そのためにも、周りの方々に協力を得る姿勢、相手の要望を理解して、自ら協力を惜しまない姿勢の両方が大切だと感じています。

私が就職活動の際に重視していた事として、身近にある日常生活を支えているビジネスであること、幅広い分野に影響を与える分野であること、この2つの観点から企業探しを行い、出会ったのが当社です。ここでは社員の方々が仕事に誇りを持って取り組んでいることが伝わってきて「この会社で、一緒に世の中を変えていきたい」と感じています。

現部署では製品や製造プロセスの知識を強化し、事業の成長に寄与できる存在になりたいと思います。そして、経営判断の場に積極的に参画し、入社時の想いを形にしていきたいですね。