事務系 座談会

チーム対談 TALK SESSION

社内の雰囲気をお伝えするため
日頃ともに仕事を行っている化学品事業部 化学品第一部のメンバーに
「チーム対談」としてトークテーマに沿ってお話をお伺いしました

  • K・C

    化学品事業部 化学品第一部
    BTX・SMグループ

    2020年入社。入社1年目からビジネスの現場で、日々、上司や先輩の仕事を間近に見ながら成長を遂げている。

  • S・K

    化学品事業部 化学品第一部
    BTX・SMグループリーダー

    化学品ビジネスの最前線で事業をリードする。気さくな性格であり、部下へのフォローや指導は熱い。

  • T・O

    化学品事業部 化学品第一部長

    豊富な経験で化学品事業の舵を取る。人を魅了するユニークな人間性から社内はもちろん業界内での信頼も厚い。

  • T・A

    化学品事業部 化学品第一部
    BTX・SMグループ

    2015年入社。責任ある仕事を任される立場へと成長。上司からの信頼も厚い。

SESSION 01 化学品事業部 化学品第一部について

進行役

まずは化学品第一部についてお教えください。

T・O

製鉄プロセスから生まれる副産物からベンゼン・トルエン ・キシレンという基礎化学品や、その誘導品であるスチレンモノマーの製造・販売を行っています。他にもメタノールなどの基礎化学品も取り扱っています。その中で例えばスチレンモノマーは、自動車や家電、発泡スチロールなど生活の身近にあるモノを支えている化学品の一つと言えると思います。

S・K

ちなみにスチレンモノマーは簡単にいうと「固めて硬い」という特徴があり、耐久消費財に使用されることが多いですね。エアコンの部材とか。あとは、熱をかけて固めた粒へ、蒸気をあてて膨らませると発泡スチロールになったり、組合せ次第で様々な用途に幅広く使われる化学品ですね。

世界の動きがビジネスに直結する

T・O

実は、こういった化学品は市況商品といって世界経済と連動しています。そのため、常に世の中の動きとマッチした形で商品市況も動いていきます。例えば、原油価格に連動します。その中で北米のシェール影響や中東での地政学影響などにも連動しますよね。あとは気候ですね。我々の製品は主に船で運んでいるので、台風などで輸送が滞り製品が行き届かなくなると、受け手側で供給不足が生じて市況は高騰します。

そして、もちろん世の中のトレンドにも影響されます。カップ麺やコンビニのおでんなど身近な食品の容器などにも多く使われるため、それらの商品の売れ行きであったり、または環境問題への取り組みによっては包装や容器の見直しがなされたりと様々な要因と連動する製品です。

海外とのビジネスで感じるグローバルな視点

進行役

そういった業務の中でグローバルを強く意識する瞬間はありますか?

T・O

先ほども申しましたように、世界中の動きと連動しながらビジネスマーケットが動くため、私たちは世の中の動きを見ながらマーケットを予測し、事業戦略の中でスピーディーに計画・実行をしていく必要があります。それが、ここにいる3名の大切な役割です。その中で、海外のマーケットを調査するために、実際にアメリカやヨーロッパへ赴くこともあります。

S・K

海外出張へ行くときは、必ず現地のスーパーや家電ショップなどを見て回ります。例えば、スーパーであれば食品に使われている容器を調べ、その容器にどういった材料が使われているか、日本であればすごく立派な容器が使われていても、意外に海外ではそうではなかったりというのが当たり前にあります。

そういうことは、実際に海外に行かないと分からない知識ですから、そういった体験や知識の有無だけでもマーケットの読みが大きく変わってきます。

T・O

もう一つの大切な視点は、文化の違いですね。例えば、日本では器を手に持って食事をすることが多いですよね。だから、器を手で持てるように断熱効果のある発泡スチロールが容器に使用されることが多い。しかし、ヨーロッパの人々には器を持つ習慣がありません。そのため、日本では当たり前のようにカップ麺の容器には発泡スチロールが使われると考えていても、海外では紙の容器が使われているということもあります。

こうした海外の国々の文化を正しく認識しておかなければ、海外での販売予測が覆されるということがあります。こういった情報は現地に行かないと、なかなか気づけないことですね。

SSESSION 02 若手社員の成長環境

進行役

次に、成長環境というテーマなのですが、是非、K・Cさんからお伺いできますか?

K・C

そうですね、私はまだまだ勉強中ではあるのですが、掘れば掘るほど学べることがたくさんあると実感しています。例えば、基礎化学品のキシレンはペットボトルの原料にもなっているのですが、普段生活していると、まさかそんなところまでは考えないですよね。でも、実は何気なく手にとった製品の元を辿れば当社の製品が使用されているなど、元々は気体だったんだとか、そういうことを知り純粋に知的好奇心が湧いています。

製品がどういう工程やサプライチェーンを経て、今、自分の手元にあるのかという視点で考えると、日常で見る世界が少し違って見えてくる面白さを感じています。

また、日頃の業務ではすごくコミュニケーションを取る場面が多いなという印象がありますね。雑談をしているなと思っていても、サッと仕事の話に切り替わったり。そんな周囲の会話を聞いていて、心地良いなと思いますね。私自身は、すごく仕事をしやすい雰囲気だと感じています。上司にも話しかけやすいですし、色々なことも聞きやすい雰囲気があります。

学生の頃の私は、社会人になると”もっと淡々と仕事をして帰る”というような生活のイメージがあったのですが、入社後はそのイメージが覆されましたね。仕事はもちろん、先輩や上司とも様々なことについて話をしますし、こんなに人と人の距離が近い職場もあるんだなと驚きました。

T・O

私は仕事をする上で、まずは3年だと考えていて1年目は学ぶ。2年目は人並みに働ける、3年目は人に教えられるようになる。

K・C

今は、本当に色々なことを経験して学ばさせて頂いていると感じています。

T・A

ところで、先日とある規模感の大きな課題をK・Cさんがクリアしました!
この場で発表しようと思って。

S・K

すごいね!先輩(T・Aさん)の面倒見の良さが出ていますね(笑)。

T・O

K・C

自分でも少しずつ積み重ねていきながらではありますが、何かできるようになったときには成長を実感することがあります。

でも、やはり皆さんを見ているとやっぱりすごいなと思う瞬間が沢山ありますね。数字に強くて、瞬時に数字が出てきますよね。目の前で「これがこうなってるから、じゃあこうなのね?」というような会話をスピーディーにされているときは「あぁ、全然ついていけない」と思うことがまだまだ多いです(笑)。

SESSION 03 社風について

入社選考で感じた、
形式的な雰囲気ではなく
「人」を見ようとする文化

K・C

私が入社選考で印象的だったことは、面接官の方々から履歴書に記載されている情報ではなく、人を見ようとする雰囲気をとても感じました。

私がイメージしていた緊張して重苦しい雰囲気の面接はなく、温かい雰囲気の中、面接官の方々が、”この人はどういう人なのかな?”ということを真剣に見ようとしてくれてるということを感じました。

T・O

やはり一方通行の選考ではなく、学生の皆さんに対しても、自分たちはどういうことをやっている会社なのか、私たちのことも知ってもらうことがとても大切だと考えていて、選考過程においてもお互いに理解を深め合うことを心がけているよね。

T・A

私も当社で仕事を通して感じる事として、上司や先輩から形式的に教えられることはなく、上司や部下といった肩書を超えて、本当に一人の人間として関わろうとしてくれている雰囲気の良さを感じています。

S・K

たしかに、共に働く仲間ということは、ある意味で家族と同じくらい長い時間を過ごしていく仲間でもあるから、仕事だけではなく様々なことを協力していきたいという想いはあるよね。

仕事を思い切って任せることで
責任感が生まれる

S・K

やはり私は、部下に対して仕事を思い切って任せて、その上で、相談を受けながら仕事を進めることが大切だと考えています。そうすることで、仕事への責任感も芽生えますし、若手社員の成長にもつながると思っています。だから、T・Aには積極的に仕事を任せているよね。

T・A

そうですね、仕事を任せて頂いているという実感はかなりあります。当然まだまだ成長する必要はありますが、売上規模としても大きな部署にいながら、責任のある仕事を任せてもらえて、若くしてチャンスを頂けていることにありがたいなと思いますし、私自身のキャリアとしても良いことだと考えています。

仕事を任せられるからこそ誇りをもって働ける

T・A

今は、自分の仕事に誇りを持って取り組めていると感じています。私たちの仕事は製造業なので、私が頑張ることでしっかりと製品の販売につなげ、モノづくりの現場となる工場の安定的な操業に貢献しなければならないという責任感とともに、そのような自分の仕事に誇りを感じています。

また、上司への信頼感が仕事のしやすさにも繋がっていると思います。先ほどK・Cさんが言っていたように、雑談での楽しい雰囲気もあれば、仕事での真剣な雰囲気もあります。上司からは的確なアドバイスを頂けますし、時には厳しい指摘を受けることもあるのですが、どうしても助けが必要なときには嫌な顔一つせず上司が助けてくれます。そういった日々のコミュニケーションが上司への信頼に繋がっていると思います。

どんな社員が活躍している?

進行役

最後に、皆さんの視点から見て、どんな社員さんが活躍していると思いますか?

K・C

そうですね、まだまだ学ぶべきことが沢山ある若手社員としての視点ですが、プラスアルファの仕事をできる人かなと思います。与えられた仕事に対して、今、自分に何が求められているのかを感じ取れる人。そして、与えられた仕事に「付加価値を付けられる人」が活躍していると思います。

T・A

私は、どのような場面においても「相手が自分に望んでいること」を敏感に読み取れる人かなと思います。これは当社だけでなく社会人として活躍する人の特徴でもあると思いますが、社会人として活躍できる人は、やはり当社でも同じように活躍できると思います。

S・K

私は月並みと思われるかもしれませんが、例えば、明るく・元気に・前向きで・挨拶がしっかりできる人。やはり色んな意味で「基本的なことができる人」は仕事においても活躍できる可能性が高いと思います。そして、難しい課題に直面しても、何とかやり抜こうとする姿勢、粘り強さが見える人は、当社においても活躍できると思いますね。

T・O

私は「心のバネ」と呼んでいるのですが、押されたら押し返す、そのような心のバネの力を持っている人は、大いに成長できる可能性があると考えています。たとえ、様々な難題に直面しても、押された分、それ以上に2倍、3倍、10倍にして跳ね返す。そのような素養を持つ人は、(他の会社も同じかもしれませんが)当社において活躍できるのではないかと思います。

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