執務職の仕事内容や働き方をお伝えするため
それぞれの部署で活躍する3名にお話をお伺いしました
K・W
金属箔事業部
営業グループ
2021年入社。日々、ビジネスの現場を支えながら、様々な経験を積み成長を遂げている。
A・F
財務部
資金グループ
仕事とプライベートを両立しながら、会社の血液循環とも言える資金関係を担い活躍を続けている。
M・U
人事部
ワークライフサポート·
システム企画グループ
多様性のある働く体制や制度の構築に奔走。自ら企画・立案に果敢にチャレンジ、より良い環境づくりを目指している。
進行役
まずは、日鉄ケミカル&マテリアルを志望した理由について、K・Wさんにお伺いできますか？
K・W
私は執務職（一般職）として、周りの人を支えるような仕事がしたいと考えていました。特に業界を絞ることはせず、幅広い業界の中で自分に合う企業はないかと探していたのですが、そこで当社が化学・素材を通して社会や人々の生活に貢献していることを知り、もし自分がこの会社に入社し、自ら携わった製品を生活の中で目にする機会があったらとても嬉しいだろうなと思ったんです。
その後は、当社の選考が特に印象的でした。当社の面接では、私が経験した他のどの企業よりも長い時間を掛けて、私の持つ価値観や周囲との信頼関係の築き方など、自身の考え方や想いに対して深い質問を頂きました。このように自分自身をすごく知ろうとしてくれる姿勢や考え方が伝わってきて、面接が終わった後には、他企業の面接とは異なり、自然体で自分のことをしっかり伝えられたという大きな喜びがありました。
その経験から当社への興味は一段と高まり、当社の事業内容などもさらに細かく調べて入念に準備した次の面接では、正解のない究極の二択のような質問を頂き、やっぱりすごい会社だなと。面接を通してさらに志望度が上がりましたね（笑）。
入社後に大きく変わったキャリア設計
進行役
入社当時、ご自身のキャリアプランやライフプランについてはどのようにお考えでしたか？
M・U
私は入社前、しばらく働いて将来は結婚を機に家庭に専念するのかな…という非常に漠然としたイメージを持っていたんです。ただ、当社に入社してから仕事を続けていく中で、どんどんやりたいことが増えていき、今ではもっと多くの経験を積みたいと感じています。
きっかけは恩師とも呼べるような上司との出会いでした。執務職の私へ様々な責任ある仕事を任せてくださった方で、あるときに上司のその背景にある想いを垣間見た気がしました。「自分のキャリアを真剣に考えなさい。絶えず考え続けながら頑張っていれば、今後、もし自分の目指したいキャリアが明確になったときに、きっとたくさんの選択肢と可能性が広がっていると思うから」と上司が私に言って下さったんです。その言葉にハッとして、私は自分の可能性を広げるのは、自分の意識次第と考えるようになりました。
そして、2018年から当社では「コース転換制度」が導入され、執務職から総合職へ、コース転換を希望できるようになりました。それまでの私は、キャリアの道は一本だと考えていたのですが、これは当社の“可能性を閉じない”社風の一つの象徴ではないかと思います。私も様々なライフステージに合わせて必要と感じたときに制度を活用し、いつまでも自分らしく働き続けたいと考えています。
A・F
私も同じように、様々なライフステージを経ながら、こんなにも長く同じ会社で働き続けることになるとは想像していませんでした(笑)。私にとって入社4年目に経験した、現在も所属する財務部への異動が転機だったと思います。配属当初から、数字を扱う仕事がとても自分に合っていると感じられたんです。
また、出産や子育てという大きなライフイベントを経験しながら、働きやすい環境であることも大きいと感じます。会社の制度はもちろんですが、周囲にも子育てをしながら働いている方も多く、相談できる、助け合えるという環境の中で、何より自分一人だけじゃない、ということが心強く感じます。
K・W
たしかにそうですね。私はこれまで自身のライフプランについてあまり深く考えることはなかったのですが、入社後にイメージできるようになりました。それは、結婚や出産を経験して仕事復帰された方のお話をお聞きする中で、良い会社だなと感じましたし、私もライフステージに合わせて自分らしく長く働き続けたいという気持ちが強くなりました。
執務職として活躍する姿は、三者三様
進行役
皆さんは、それぞれ異なる部署で仕事を経験されていますが、それぞれ現在の業務内容とやりがいについて教えてください。
K・W
現在、私は金属箔事業部 営業グループで、営業事務を担当しています。主な仕事は、デリバリー業務です。お客様からの注文を受けて、製品の数量や納期変更に適切に対応して安定的に製品を供給することが主要な業務です。その他にも、売上データの集計や会議資料の作成、新規顧客の情報管理など1年目からこんなにも責任ある仕事を任せて貰えるのかと感じるほど、さまざまな業務にやりがいを持ってチャレンジさせてもらっています。
また、在宅勤務も増えましたが、私が出社した際には先輩社員が「在宅勤務で困っていることはない？」などと気にかけてくださり、とてもありがたいですね。新入社員にはコーチャーと呼ばれる指導役の先輩社員が様々な相談に乗ってくれて、そこでのフィードバックがとてもためになります。「ここをもっと頑張ってほしい」と具体的に指導いただけますし、良かった点は積極的に褒めてくださるので素直に嬉しく、自分が成長できていると実感できます。まだまだ学ぶべきことが沢山ある状況ではありますが、この成長実感が大きなモチベーションの一つです。
入社当初はミスもあり、上手くいかないことも多くありましたが、その度に親身になって相談に乗っていただき丁寧に教えていただきました。そんな中で、私も少しずつ学んだことを活かし自分のミスを防げるようになり、成長への手応えを感じるようになりました。
M・U
私は人事部 ワークライフサポート・システム企画グループに所属しています。その中で、現在は育児や介護の両立支援や在宅勤務制度の整備、女性の活躍推進などに取り組んでいます。
やりがいを感じる瞬間は、やはり社員の皆さんの役に立てていると実感できたときですね。例えば、育児に関する両立支援ハンドブックの作成を私が担当したときには、ちょうど育児休業に入った社員の方から「すごく役に立ったよ！」という声を頂き、とても嬉しかった思い出があります。
また、思い切って自ら企画業務に携わりたいと上司に伝えたところ、私のチャレンジを快く受け入れていただき、任せてもらえたこともやりがいに繋がっています。私自身、自ら考え形にすることがとても好きで、私が考えたアイデアや案をもとに資料を作成して、議論の場で役立ったりすると頑張って準備して良かったと感じます。また、スピード感のある業務を求められるときは、執務職として培ってきた経験が、発揮できていると感じます。
A・F
私は財務部 資金グループにおいて、主に会社の資金管理を担当しています。数百円から数十億円規模のお金を一円単位で正確に管理することが求められ、もちろん緊張感もありますが、数字と向き合うことが好きということもあり、やりがいを感じますね。
日々の確認業務では、稀に数字が合わないこともありますが、チームで仕事をしているため、メンバーと共に原因を突き止められると達成感を感じます。また、財務部は他部署の方との関わりも多く、業務を通して多くの社員とコミュニケーションを取れるのも楽しいですね。
対話の場を大切にする文化
進行役
少数精鋭のチームの一員として、どのような働き方をされていますか？
M・U
私が所属するワークライフサポート・システム企画グループは、年齢も性別も関係なく、仲間全員で議論に参加し、どのような意見も否定的な捉え方をする社員がいないためか議論も白熱します。アイデアがあれば自分の中に秘めるのではなく、臆することなく発言できる雰囲気が当社にはあると思いますね。
A・F
私も同じです。資金グループでも、チームで話し合う場はとても大切にしています。週一度のグループ・ミーティングでは、各自が担当している業務の他に、進行中の案件やチームとしてのタスクを共有しながら、それぞれの意思疎通を行う場として活かされています。
また、チーム内で「あれはできている？」など気軽に声を掛け合う雰囲気があることも、各自の抜け漏れやミスを未然に防げる大きな要因ではないかなと思います。
K・W
私が所属する営業グループでも、週一度は全員参加でミーティングを行います。その場で私は、普段の電話やメールだけでは確認が難しいような業務に関する細かいニュアンスなどを仲間へ積極的にヒアリングするようにしています。この姿勢は先輩社員であるコーチャーから学んだもので、少数精鋭の一員として仲間との視界共有はとても重要なことと感じています。
働きやすさを支えるのは制度と人
進行役
次に、働く環境についてはどのように感じていますか？
K・W
一番は、仕事とプライベートの両立という意味において休暇を取得しやすいと感じます。私の周りでもフレックス制度を活用している社員がとても多いですね。
M・U
人事部としては、嬉しい限りですね(笑)。
A・F
私もフレックス制度を積極的に活用しています。夫婦間での役割分担を考え、私は朝早くから始業し、早めに終業することで子供と過ごす時間を確保できています。
また、今振り返るとしっかりと育児休業制度を活用できたことは、とてもありがたかったですね。さらに、やはり仲間に支えられたという実感もあります。私の育児休業中は、ちょうどコロナ禍と重なってしまい公園などで積極的に遊ぶこともできず、母親同士のコミュニティが築きにくく孤独感を感じることもあったんです。でも、そんなときに会社の仲間から「待っているからね」「会社でこういうことがあったよ」などのメッセージを頂き、自分の戻れる場所がある、待ってくれている仲間がいる！と元気が出ました。M・Uさんも、よく連絡をくれたよね！
M・U
はい。人事部から財務部は目に見える距離にあり、A・Fさんはいるだけで周りに安心感を与えられる方なので、復帰が待ち遠しくて（笑）。
A・F
ありがとう！嬉しかった。
受け入れるカルチャーがある
進行役
日鉄ケミカル&マテリアルは、どんな会社であると思いますか？
A・F
私は“優しい会社”だと感じます。何か悩みごとがあれば、いつでも上司や先輩・同僚が話を聞いてくれる、親身に相談に乗ってくれる雰囲気が大好きです。
M・U
そうですね。優しいし、”自分の望むキャリアを築ける会社”なのかなと思います。自分が思い描いた“やりたい気持ち”を発信することで、しっかりと会社として受けとめて助けてくれる環境があります。
K・W
私は、“ずっと働きたい会社”ですね。特に女性の働き方という視点でも、魅力的な制度がありますし、同じように活躍している先輩社員の姿が目標になりますね。
多様な働き方を実現できる
進行役
最後に、学生の皆さんにアドバイスやメッセージをお願いします。
M・U
きっと入社当初の私のように、まだまだ具体的に実現したい目標を見つけられていないという学生の方も多くいるのではないかなと思います。もちろん早くから明確な目標を定められることは素敵ですが、私のように上司や先輩社員との出会いを通して、働きながら様々な選択肢や可能性が広がっていく方々もいらっしゃるのではないかと思います。私は、そこから自らのキャリアプランが見えてくるという働き方も、決して遅くはないと感じています。
A・F
長く働きたいと考えている場合、会社の制度や仕組みに注目してみるのも良いかも知れません。それらが整っている会社には、きっと様々なライフスタイルに合わせた働きやすい雰囲気があると思います。また、働く人の魅力も注目したいポイントですね。
K・W
私は、冒頭にお伝えしたような当社の雰囲気を是非、説明会や面接を通して感じていただけたら嬉しいですね。私は、社員の方とのコミュニケーションを通して「ここで働きたい」と確信しました。もし私と同じように感じてくれる学生の方がいたら嬉しいですね。
