当社金属箔事業部では日本製鉄グループの素材を箔化するだけでなく、日本製鉄(株)の研究所とも連携し、箔製造プロセス(圧延、熱処理)での技術開発を精力的に推進しています。この結果、一般的な金属薄板では実現困難な①高強度、②高耐食・易エッチング性、③高耐熱性、④高加工性を有した厚み10μmレベルで平坦度に優れた高清浄(低介在物)金属箔を量産しています。
金属箔の代表的な用途はハードディスクドライブのサスペンションと排ガス浄化用メタル担体です。前者は数ナノメートルを制御する安定したバネ性が要求される超厳格品で、世界で8割以上のシェアを占めています。また後者は高温耐酸化性に優れる独自開発鋼種を薄箔化して小型軽量・高性能化に貢献しています。その他にも、高強度、耐久性が求められる皿バネや、10μm前後の薄さが求められるLiB、Ni-MHニ次電池の集電体にも利用されています。さらにLiB二次電池の外装パウチ用途として、加工性に優れるステンレス箔基材も商品化しています。
SUS301, SUS301L, SUS304, SUS304J1, SUS430,SUS444, NSCM302, YUS205M1, NSCM313 | |
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SUS304L, SUS305, SUS316L | |
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