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研究開発
日鉄ケミカル&マテリアル

姫路地区 /
姫路製造所

所在地:兵庫県姫路市広畑区富士町1(日本製鉄 内)
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事業概要

姫路地区は、兵庫県姫路市広畑区に位置し、敷地面積168,700m²(甲子園約13個分)・社員数約260名が在籍する地区です。
地区内には、「化成工場」、「マイクロン工場」、「コンポジット工場」の3工場が稼働しています。
工場の他、製品の検査を担当する部署や、生産性向上につながる設備の改善や補修に取り組む部署、人事や経理などの総務系の部署など、たくさんの部署があります。
お客様のニーズにお応えするため、私たちは多くの部署が連携しチームプレーで操業を行うことで、幅広い製品を生産しています。
━ I N D E X ━

私たちの製品

姫路地区では大きく3つの工場があります。それぞれの工場で生産している製品は異なります。
どの工場で生産される製品も、皆さんの生活の根幹を支えていることに加え、より便利に、より快適な暮らしにできるよう社会に貢献しています。
それでは、これから各工場についてご紹介していきます。
化成工場
高純度水素の生産や、製鉄過程で出る副産物(コールタール・粗軽油)を原料に、基礎化学品(ベンゼンなど)やタールピッチ製品を生産しています。
水素は製鉄用としての供給、基礎化学品は塗料やプラスチック製品に、タールピッチ製品は製鉄業に必須である黒鉛電極やタイヤの原料に使用されます。
化成工場は常に連続生産を行っています。私たちは24時間365日運転を続けるために、3交代勤務を行っています。
マイクロン工場
マイクロン工場ではシリカとアルミナの球状微粒子の生産をしています。
角ばった形をしている原料時点のシリカとアルミナを火炎で溶融することにより、球状の粒子に作り上げます。
球状の粒子は様々なサイズがあり、お客様のニーズに合わせてブレンドして出荷しています。
生産されたシリカはパソコンやスマートフォン等に使われる半導体チップを保護する封止材用フィラーとして使用されます。
アルミナ粒子は主に、自動車やスマートフォンなどの電子装置を熱から守る放熱シートに使用されます。
コンポジット工場
コンポジット工場では、「軽くて・強くて・腐食しない」炭素繊維を使用した複合材料製品(CFRP)を製造しています。コンポジット工場で製造された製品の用途は、橋やトンネル、高速道路等の構造物の補強・補修材料、産業材料製品の製造装置部品等です。
 

職場の風土・雰囲気

「安全第一」

「ご安全に」
姫路地区で挨拶として使用される言葉です。約260名が働く地区内において、お互いにコミュニケーションを取りながら「安全第一」の意識を共有することは非常に大切です。
安全意識を常に持ち続けながら働くために、「ご安全に!」の声とともに、日々作業を行っています。
「0(ゼロ)唱和」 
労働災害や交通災害を起こさないよう、朝会終わりや集会の最後に全員で唱和します。
例えば、毎朝メンバーで会社の遵守事項を読み上げ、最後に「労働災害、交通災害0(ゼロ)でいこう!」と全員で唱和し気を引き締めます。
指差呼称
一つひとつの作業時や計器の確認、工場内の横断歩道通行時等に名称と状態を"声に出して指差し"で確認することで、日々のミス・トラブルの減少を図っています。
地区内には危険物施設や大型のトラックが通過するなど危険な箇所もあります。指差呼称も災害を起こさない取り組みの一つです。

育成・成長

公開講座
社員の知識と技能向上のため、勤務や購買ルールなどの「一般共通知識」や、電気機器等の設備・蒸留などの「化学基礎知識」、「操業技術」について学ぶ場を毎年設けています。
この公開講座は新たな知識習得だけでなく、会社のルールを改めて学びなおす機会でもあります。また各講座の講師も社員が行いますので、講座を受ける側だけでなく行う側にも再勉強の場となります。
私たちの職場には、”職場全体で後輩、若手を育てるのが当たり前”という雰囲気があります。
公開講座
JK活動(自主管理活動)
JK活動とは自分たちの業務や安全・衛生管理に関わる活動のさらなる向上のため、各チームごとにテーマ(課題)を決定し、課題解決のために改善案を考え実際に実行していく”自主的な”活動です。
JK活動に取り組むことで、職場の設備や環境についてより知る機会にもなり、理解を深めることができます。
またテーマは、若手社員でも実際に工場を歩いて見つけた改善点が採用されることもあるなど、誰もが”職場をどうしたらより良くすることができるか”を考え、形にすることができます。
各組で取り組んだJK活動は1年に1回所内で大会を開き、順位を決定します。
JK活動

各種行事

ソフトボール、駅伝、バレーボール日本製鉄(株)主催のソフトボール大会・バレーボール大会・駅伝大会等のイベントに参加し、職場の結束力を高めます。
他社に負けないように練習を行い、試合に臨むなど毎年大変盛り上がりのある行事です。
ソフトボール大会
ソフトボール大会
駅伝大会
 

社員紹介

先輩社員の紹介

先輩社員の紹介に入る前に交代勤務とはどういうものか解説します。
交替勤務は4組3交替制です。下記のサイクルのように甲番・乙番・丙番と休日をA~Dの4つのチームで回すことで工場は連続生産を行うことができます。
━ 先輩社員一覧 ━
若手社員
ベテラン社員

若手社員

先輩からも後輩からも愛される期待の若手中堅社員

兵庫県姫路市
姫路製造所
化成工場化成一班
Aさん(10年目)

仕事内容:
製品の生産、オペレーターの監視業務、設備の点検

甲番1日のスケジュール
  • 7:00

    出社

    出社後、まず前の組から設備の稼働情報や生産計画などの情報の引継ぎを行います。

  • 7:30

    班ミーティング・業務確認

    班ミーティングでは1日の業務内容や共有事項の確認を行い、業務へ取り掛かる準備を進めます。

  • 8:00

    設備の確認

    外を歩き各設備に異常がないか一ヶ所ずつ丁寧に確認をしていきます。

  • 9:30

    モニターから監視

    部屋に戻り、モニターから数値を監視し、生産が正常に行われていることを確認します。
    数値に大きな変化があった場合などには直接現場に向かい原因の究明を行います。

  • 12:00

    お昼休憩

  • 12:45

    工程の分析

    軟化点の確認など必要な工程の分析を行います。

  • 14:00

    モニターから監視

  • 15:00

    次の班へ引継ぎ~終業

    次の班に設備の稼働情報や生産の進捗状況などの情報の引継ぎを行い終業です。

この会社を選んだ理由を教えてください。
私は工業高校で化学科に所属していたので地元で化学品を取り扱う会社を探していました。そのような中で、この会社のホームページやパンフレットを見る機会があり、そこで私たちの日常の生活を根幹から支える極めて重要な製品を作っていることを知りました。私もそこに携わり、社会の更なる発展に自分も貢献をしたいという思いが、どんどん強くなり志望しました。
また日本製鉄の子会社ということもあり、”安定的に働くことができるのでは”という思いもこの会社を選んだ理由の1つです。
交代勤務にはどのように慣れていきましたか。
私は、4組3交代の交代勤務で働いています。
4日働いて1日休み、夜勤明けには2日間の休みサイクルです。
基本的には8時間勤務をして、有給休暇などで前後番の組の人数が足りない場合は、4時間残業をすることもあります。
高校までは、朝起きて夜に寝る一般的な生活サイクルでしたので、夜勤当初は眠気と 闘うこともありましたけど、3日くらいで夜勤の生活にも慣れました。(笑)個人差はあるとは思いますが。 今もどうしても眠たくなったときは、栄養ドリンクを飲んで気合いを入れています。コーヒーなどを飲む人もいますね。
職場自体は有給休暇など休暇がとても取りやすいので、好きなタイミングで休みが取りやすい環境があることは嬉しいです。新人の頃も比較的自由に休むこともできていた気がします。 休みも取りつつ段々とシフトのサイクルにも慣れていきました。
職場にはどのように馴染んでいきましたか。
工場には少し大きめのお風呂があるのですが、仕事終わりにみんなでお風呂に入ってスッキリとした気分で帰ることが出来ます。
お風呂でみんなで談笑したり、時にはふざけたりもして。今思うと、入社して間もない時のお風呂の時間で職場の皆さんと打ち解けられたのかもしれません。
ちなみに一人暮らしには電気代や水道代を浮かせることもできるのでありがたいです。
業務を進める中で大きな壁にぶつかったことはありますか。
私が新人の指導員(コーチャー)を任された際に、何も分からない状態で入ってきた新人社員に、教えたいことを上手く伝えられず悩んだ時がありました。
一緒に長く働いている同僚などは、状況なども知っているので話が伝わりやすいですが、新人社員には自分の中では嚙み砕いて教えたつもりでも、なかなか上手く伝えることができませんでした。
そこで自分は、新人社員と触れ合い、コミュニケーションを取りながら一緒に作業をすることを心がけました。相手に不快に思われてしまったら、それだけで話を聞いてくれなくなってしまいますから。コミュニケーションを取って打ち解けることが最初の目標でしたね。

ー「課題克服のキーマンは身近に」ー

じゃあ“どのようにこの課題を打ち破ろうか”と考え辺りを見渡したときに見えたのが近くにいた先輩社員でした。先輩にも新人の指導員を行った経験がある人が多かったので、先輩社員がどのように工夫をしていたのか、逆に失敗した話なども参考にさせて頂きました。1回経験している人からのアドバイスはとても参考になりました。
色々先輩方のお話も色々とお聞きし、私の場合はもともとあった資料を新人社員が理解しやすい資料に作り替えて説明を行ったり、どうしたら上手く教えることができるかを改めて考え、もっともっと嚙み砕いて話したり、現場に一緒に行って工場を直接見ながら、イチから配管の流れを説明をしたりしました。
結果として、指導を行った新人社員から感謝の言葉を頂くことができましたし、今もその後輩社員が活躍した話を聞いたりしたときは誇らしい気分になりますね。

 
実直で信頼の厚いフィールドマン(設備の運転・監視者)

兵庫県佐用市
マイクロン製造部
出荷室
Mさん(16年目)

仕事内容:
製造設備の点検、工場ラインの運転管理

1日の業務内容(一例)
  • 8:00

    出社・始業ミーティング

    前の組から引継ぎ
    出社後、前の組から特記事項などの情報の引継ぎを行います。

  • 8:30

    設備の点検

    生産設備機のチェック
    業務は設備の日常点検から始まります。設備・機器の動作が正常かの確認を行います。

  • 10:00

    製品のチェック

    製品の品質に異常がないかチェックを行います。

  • 11:00

    ブレンド作業

    異常がないことを確認できた製品は、お客様の用途によって大小様々な大きさの製品にブレンドされ、商品になります。

  • 12:00

    お昼休憩

  • 12:45

    設備の点検

  • 14:00

    製品のチェック

  • 15:00

    ブレンド作業

  • 16:00

    引継ぎ・終業

    次の班に特記事項などの情報の引継ぎを行い、終業です。

この会社を選んだ理由を教えてください。
父親が大工なので、小さい頃から、ものづくりということに興味がありました。
高校生の頃、色々とパンフレットやHPを見る中で、半導体の封止材や球状シリカ・アルミナってどんなものだろう、どういったものに使われているんだろうと興味が湧き、ぜひ仕事に携わってみたいなという思いがどんどん高まり志望しました。
現在では自分の作った製品が、スマートフォンやテレビ、車の一部といった身近なところに使われているので、そういった製品を生活の中で見ると嬉しいですし、凄くやりがいがあります。
交代勤務は大変ですか。
交代勤務に入る前は正直、夜中に働いたり、夜に仕事をして朝寝る日もある生活というのは、大変そうなイメージはありました。
でも実際に入ってみると、思いの外すぐに慣れました。3交代勤務は平日休みが多いので、役所や病院も休日と比べると空いているのでありがたいですね。
確かに高校を卒業してすぐは、友達と予定が合わず、なかなか会えないなんてこともありましたけど、有給が凄く取りやすいので、土日に休みを頂いて友達と遊びに行くこともできました。
休みの人が出た場合に業務に支障はないですか。
休む時はみんなお互い様なので、自分が休む時に助けてくれたから、他の同僚が休む時は、「じゃあその分カバーするよ」とみな積極的に助け合っているので、自分が休んでしまったら仕事が回らなくなってしまうのではないかといった心配は全くないです。
今までで大変だったことを教えてください。
高校時代は化学を詳しく勉強したわけではなく無知に近い状態で入社をしたので、入社して間もない頃は、覚えることもたくさんありました。また、先輩方はみなさん仕事ができる方ばかりだったので、本当に自分はここで働いていけるのかなとも思いました。

ー「突破口は”同期というライバル”と、徹底した聞く姿勢」ー

そんな時に心の支えになったのは同期だったと思います。組が違ったので勤務番が同じタイミングはなかなかありませんでしたが、先輩から同期が頑張っていると話を聞いた時は、負けていられないなと思い、自分も頑張ることができました。
今も同期とは仲が良くて、よくお互いの近況を話したり、タイミングが合った時には、「ちょっとご飯でもいこうか」となったりもします。
あとは、分からないまま物事を進めるより、何度も聞いて覚える方ことで身体に身につける方法が私に合っていると思っていたので、先輩や上司にたくさん聞いて出来ることを増やしていきました。
今も分からないことが出てきたときは、リーダーや同僚だけでなく、後輩に相談することもありますね。
周りの方も同じことを2、3回聞いたとしても、丁寧に答えてくださるので助かりました。私も後輩から質問をされた際には、同じように分かるまで何度でも教えることを心がけています。

 

ベテラン社員

どんな経験も力にする若きチームリーダー

兵庫県姫路市
姫路製造所
化成工場化成一班

Iさん(21年目)

仕事内容:
操業管理・品質管理におけるチームリーダー

入社から現在(21年間)のキャリア
年齢(歳)  業務内容
化成工場水素充填班配属
 ⇒機器の点検や高圧ガスの出荷計画・重点計画を作成。
20  化成工場化成一班配属
20~25  ベンゼン設備・水素設備のフィールドマン(現場の巡回監視業務)に従事
26~28  ベンゼン設備・水素設備のボードマン(モニターでの監視業務)に従事
29~32  タール設備のフィールドマン(現場の巡回監視業務)に従事
33~34  タール設備・水素設備のボードマン(モニターでの監視業務)に従事
34  化成一班のチームリーダーへ就任。チーム全体のハンドリングを行い、
業務だけでなく、部下の育成やチームメンバーの勤務確認も実施。
39  現在
 
若いころから多くの設備を担当されていますが、プレッシャーを感じることはありませんでしたか?

「好奇心」と「成長の実感」が重圧をはねのける

これまでのキャリアの中で、化成工場にある全設備(水素・ベンゼン・タール)に関わらせていただきました。やはりそれだけの数の設備に関わるからには、覚えること・対応することも多いですし、ミスが許されない場面も多くありましたのでかなり大変でした。
初めての仕事に取り掛かる時はいつも緊張や不安もありましたが、”新しいことを覚える”ということは、覚えた分だけ自分の出来ることが増えますし、自分の出来る範囲が広がれば広がるほど仕事も面白く感じました。
「どんどん知識を吸収してやろう!」と思い、日々を過ごすことは、大変ではありましたが、自分の出来ることが増える楽しさがそれを上回っていました。
チームリーダーを任されてから大変なことはありましたか?

自分の意見を伝え続けることがさらなる成長に

自分は諸先輩方に比べ、比較的若い年齢でチームリーダーになりましたので、最初は遠慮がちになってしまうところもありました。
しかし、先輩方のフォローも受ける中で”チームリーダーである以上、立場は対等なので意見はしっかり言わなくてはいけない”と気づき、自分の意見をきちんと出すこと、また意見を言い続けることを意識しました。周りに意見を言い続けることが出来たことで、自分に対する自信を持つこともできたと思います。
化学プラントとはどのような場所ですか?

チームワークを学べる場所

化学プラントで働いていると、常に条件や環境が変化します。昨日学んだことが次の日には通用しないなんてこともあります。
その為、どうしても”場数を沢山踏んで経験値をためる”ことが必要です。
経験値をためることは一人でできることではありません。”チームワーク”が非常に重要となります。
自身の頑張りももちろんあるとは思いますが、何より諸先輩方や後輩たちといったたくさんの人のフォローがあって多くの経験を積むことができます。
大変なこともありますが、大きな設備を動かし続けなければならない化学プラントでしか体験できない”チームワークの重要性”というのをこの会社で働くことで学ぶことができたと思います。
現在のやりがいはなんですか?

手腕を振るいトラブルシューティング!

ものづくりの最前線にいる中で、判断が迫られたときに自分の経験を活かして仕事ができるということはとてもやりがいがあります。
突発のトラブルが起きた際などは、特に自分の経験を活かすことができますので、腕の見せ所です。
経験をもとに自分たちの力でトラブルを乗り越えられたときの達成感はなかなか他では味わえません。製造現場の醍醐味だと思います。
次世代を担う後輩たちへ期待することはなんですか。

経験を積むこと、災害を起こさないこと

若い後輩たちにも、判断能力を身につけて、自分の経験をもとにトラブルを乗り越えられるようになってほしいという思いもあります。
製造で一番大事である安定生産を継続するためには、小さい異常を見逃さず大きなトラブルを防ぐということが非常に大事です。
まずはどんな小さいことでも気づけるようになる、その点を大事に考えて欲しいと思っていますので、実際に教える際には、なるべく丁寧に丁寧に教えることを心掛けています。
ちなみに、人によって得意・不得意であったり性格の違いは必ずありますから、教える相手をよく理解して、相手に合わせた方法で教えることも大事にしています。
なかなか簡単に相手を見極めるということは難しいものですし、この点はこれからもより良い方法を探していきたいです。
今後の目標を教えてください。

さらに班全体を見る立場に

今はチームリーダーですが、今後は班を代表するような全体を見据えて操業をすることができる人材になることが目標です。
班長になったら、班が一丸となって仕事に取り組める環境を作ることができるリーダーになりたいと思います。
最後に休日の過ごし方を教えてください。

プライベートの時間も愛車と充実

車が好きなのでドライブをよくしています。
仕事の時は設備・チームなど全体を細かく見ていく必要があるので、休日は色々なところに出かけて広い世界をみることで気分をリフレッシュします。
ちなみに愛車を運転することが”仕事とプライベートのスイッチ”にもなっているので、会社に向かうために車を運転することで、「今日も頑張ろう!」と思い、勤務が終わり家へ帰る際の運転中には、「今日もお疲れ様でした」と思いながら、仕事のメリハリをきちんとつけています。
 
未来への道しるべを作る班長

千葉県千葉市出身
姫路製造所
コンポジット製造部
生産技術室製造班
Sさん(36年目)

仕事内容:
製造管理、安全・環境・防災にかかる班長

入社から現在(36年間)のキャリア
年齢(歳)  業務内容
18~20  千葉県の君津製造所コークス製造に勤務
20~27  木更津商品開発センター(CFRPロール開発・製造)
27~43  広畑 コンポジット工場(設備立上げ、商品開発、CFRP製造オペレーター)
40代~  安全・環境・防災・製造・設備・勤務管理など管理業務へ従事
54  現在


操業オペレーターから班長へと業務内容が大きく変化したと思いますが大変なことはありませんでしたか?

モチベーションは”次世代のため”

班長になった当初、引継ぎはありましたが、何から始めたらいいのか、どんなアクションを起こしたらいいのか全く分からない状況でした。“じゃあ自分はこれから何をしたらよいのか”と考えたときに、一番に思いついたことは私の後任となる次世代の人達に“班長は何をしなくてはならないのか”という道筋を作る必要があるということでした。
ゼロからのスタートだったため、考えることは山積みでしたが、考えることは山積みでしたが、後輩たちがよりよい環境で働けるようになって欲しいと考えて行動に移しました。
苦労することは確かにたくさんありますけど、自分であの手この手と考えることは非常に楽しいため、やりがいをもって仕事に取り組めているなと思います。
班長として部下の皆さんに指導を行う際に意識されていることはありますか?

オリジナルの指導方法で班全体のレベルアップを!

部下に教えるためには、まず自分が理解しないといけませんよね。
ここ7~8年はもともとあった資料を見て、イチから自分流の新しい資料を作成するようにしました。この作業をすることでまずは自分が知識をしっかり身体にインプットすることができるので、部下に必ず教えなければいけないところが分かった上で、次にアウトプットの意識を持って資料を作成するので、受け手側(部下)も理解してほしい点をちゃんと分かってくれますね。
部下も私自身も理解を深めることができるこの方法は、私独自の方法ですけど、かなり効果はあるなと思います。
このインプット・アウトプットの意識を持つことで、今まで私は成長してこれましたし、今も自分の成長にもつながっていると感じますので、他の社員にも同じような方法でインプット・アウトプットの意識を持ってもらえる機会を作るよう心がけています。
班長になり交代勤務から離れましたが、交代勤務の部下の育成に関して意識していることはありますか。

真剣に向きあう

部下の多くは交代職場ですので、時間が合わず会議に参加できないこともあります。その場合は必ずどこかで共有できるできる機会を設けて一人ひとりと向き合えるように意識しています。朝早めに出社して夜勤明けの人と必ず顔を合わせることも欠かさないようにしていることもその意識だと言えると思いますね。文章だけのコミュニケーションではなくて、直接顔を合わせて話すことで、こちらの思いも伝わりますし、部下がなにを考えているのかも伝わってきやすいです。
今は班長として、交代職場の部下も常昼職場の部下も全員が学べる職場を目指しています。“自分の頑張りがどこまで若い人の助けになれるか。どこまで驕らず相手の目線で教えることができるか。”この点を常にもって指導をすることが大事だと思いますね。
次世代を担う後輩たちへ期待することはなんですか。

更なるコンポジット躍進へ、2つのやりがい

ー「次世代のリーダーを育てること」ー
一つは”次世代のリーダーの育成を行っている時”です。
組織を育てるためには、まず人に教えることができる人を増やす、すなわちリーダーを育成することが大事だと思っています。
育成の取り組みとしては、実際に私が参加する会議に部下を同席させて、会社の問題点は何か、リーダーとして何ができるかを考えさせるようにしています。
また、私は現在現場を離れ主に事務所で業務を行っていますが、時間ができたらこまめに現場にでることを意識していますね。
特に現場の人は技術力のない上司、仕事のできないリーダーにはみんなついていこうとは思わないはずですし、過去の先輩は他の人より常に一歩先を歩いていると感じましたので、今の私自身も自分の技術・知識をさび付かせないように気を付けています。

ー「部下の想像以上の成長」ー
二つ目は”部下が自分の想定を超えた仕事ぶり”を見ることができた時ですね。
自分への相談が減り、部下たちが自分たちで考えて行動している様子を見ていると部下の成長を実感できます。少し寂しいですが(笑)。まだまだ私の想像を超えるような成長は、頻繫に起こることはありませんが、それでも頼りになる部下は増えてきたなと思います。
私自身もいつまでもリスペクトしてもらえる上司でいないといけないと思うので、部下に負けないよう勉強をずっと続けることを心がけています。
最後に休日の過ごし方を教えてください。

家では孫思いのおじいちゃんに変身!

孫と一緒に暮らしているので孫と遊ぶことが多いですね。
公園で遊んだり、家でおもちゃで遊んだりするほか、最近では動画サイトでアニメや動画を一緒にみることも多いです。
元気いっぱいで疲れることもありますが、孫の可愛さに癒されています。
家庭と会社をきちんとメリハリをつけることで仕事にもいい効果が出ていると思います。
 

座談会

今回の座談会には、化成工場化成一班で働くC組のみなさんにご参加いただきました。
参加者:C組 Mさん(チームリーダー)、Yさん(中堅社員)、Kさん(中堅社員)、Aさん(若手社員)、Sさん(若手社員)
化成製造部一班で働くC組のみなさん
職場の雰囲気はいかがですか。またどのような方たちが働いていますか?
「仲がいいだけではなく、尊敬できる先輩方がいる職場」
Sさん:
どの組もいい意味で静かになることがないですよね。仕事中では真面目な話が飛び交いますし、休憩時間は楽しい雰囲気でプライベートの話をしたりもします。
Yさん:
私も一班の雰囲気はかなりいいと思いますね。年齢が上の人も気さくな人が多いですし、プライベートの話もよくします。
ここにいるMさんもそうですけど、自分の好みによって態度を変えたりすることなく平等に接してくれますし、製造現場のトップに立つチームリーダーが楽しい雰囲気を率先して作ってくださることはとてもありがたいです。
僕も見習って、例えば仕事終わりに後輩社員をご飯を誘って仲を深めていくなど、積極的にやっています。
同じ班ではないと勤務番が違うのでいつも行けるわけではないのですが、定修工事中などで夜勤がない時は、他の班の人ともご飯を食べに行ったりします。
Kさん:
僕は休日に後輩と車のプラモデルを作って一緒に遊んだこともありましたし、先輩と勤務終わりに釣りに出かけることも度々ありますよ。
Aさん:
僕とYさんの上司は今日この座談会にはいないのですが、なにか指示を出すときに、ただ「やっといてね」って指示するだけではなくて、自ら手を動かして一緒に作業をしてくれるのでかっこいいなと思います。
Yさん:
それにすごくメリハリのある方だよね。仕事をするときは集中してやりますし、ちょっと時間が空いた時や休憩時間では雑談もしたりと、切り替えがすごく出来る人ですごく尊敬ができます。
新入社員を迎える際に、新人社員がいち早く職場に馴染むために何か工夫をしていますか。
「初めての環境でも楽しく働ける雰囲気を」
Mさん:
私たちの職場は年齢や年代の幅は広いですが、縦の繋がりは強くて、上司と部下の淡白な関係だけではないことは確実に言えると思います。
新人社員は、社会人の始まりや初めての3交代勤務で不安だと感じる方も多いと思いますので、私たちの職場ではみんなが新人社員と真剣に向き合い、楽しく働いていけるような雰囲気作りをしています。
新しく入った新人社員にはだいたいコーチャーが1人つくのですが、コーチャーだけに教育を任せるのではなくて組の全員で育てていこうという思いを持って新人育成に取り組んでいます。
Kさん:
僕も新人社員が入ってきた時には、積極的に話しかけるようにしています。どんな子、人が入ってきたのか分からないので会話を通してまずは知っていきたいなと思っています。
その上で教育の仕方であったり、接し方を変えてその人に合った教え方を探すようにしています。まずは職場にも3交代にも慣れることが大事だと思うので、周りも雰囲気を盛り上げていこうという思いがあります。
トラブル時にはどのような対応をしていますか。
「困ったときには担当関係なく助ける。」
Yさん:
化成1班はベンゼンの製造を担当するチームとタールの製造を担当するチームに分かれています。普段はそれぞれ分かれて働くことが多いのですが、どちらかでトラブルが起きたときには、ベンゼン・タールどちらの担当だとか関係なくみんなが助けに来て一緒に作業してくれます。
Sさん:
トラブルの状況によっては、逆に足手まといになってしまうこともあるので、状況に応じて臨機応変に手伝うことが大事ですよね。
Mさん:
チームリーダーが状況を取りまとめているので、トラブルが起きた際にも基本的にチームリーダー判断で動くことになりますけど、チームリーダーから状況を聞いて、自分も助けられる作業があるなと思ったらすぐに助けにいく人がたくさんいるんですよ。
仲の良さがそういったトラブルの対処にも現れることは、私たちの職場のすごくいいところですよね。
Kさん:
昔、配管が詰まったときにドリルを持って交代しながらみんなで穴開けたりしましたよね。
Aさん:
その時はベンゼン・タール関係なくみんなで対処しましたし、チームリーダーも混ざって作業をしていました。本当に一致団結してトラブルを解決したので凄く印象に残っています。
Sさん:
でも決して入ったばかりの新人社員に対してできない仕事をさせることはないので安心して欲しいです。
ずばり当社の一番の魅力とは
「多くの魅力的な制度と職場の仲の良さ」
Sさん:
正直処遇はいいと思います。残業したらその分の手当てもちゃんと出ますし。
Mさん:
福利厚生の充実さは自信を持って良いと言えると思う!
Kさん:
確かに福利厚生も充実してますね!僕は子どもがいるのですが、子どもが生まれる度に出産祝い金を会社から頂きましたし、福祉休暇やカフェテリアプランなども子育てをする上ではとてもありがたいです。
事故で入院したりした時とか病気に罹った時にも、普通なら有給休暇がなくなったら欠勤扱いになってしまうけど、福祉休暇があることで長めに休みを取れることは安心ですよね。

※福祉休暇:本人の業務外傷病や妊娠・出産関連、介護、養育などで使える休暇制度。
※カフェテリアプラン:一定額の補助金(ポイント)を支給し、従業員はその支給されたポイントの範囲内で用意された福利厚生メニューを選択・利用できるもの
Mさん:
カフェテリアプランで選べる福利厚生のメニューも昔より格段に充実したよね。
Yさん:
あとは職場の仲の良さも魅力かな。この組だけじゃなくて他の組もみんなこんな感じで仲良く仕事をしています。殺伐としてるような雰囲気は全くないのはいいことだと思います。
Kさん:
組合もちゃんとあって、自分たちの生活が守られている感じも大きい!
Yさん:
転勤がないのもかなり良い!やっぱりどこかに転勤したくはない、同じ場所で働き続けたいって人にとってはとても嬉しいことですよね。
Aさん:
地元が近くなら実家から通うことも可能ですし。
今まであまり意識したことはありませんでしたが、考えてみるとたくさんあって当社の一番の魅力は決められませんね、、、。
化成製造部一班で働くC組のみなさん
 

Q&A

Q職場見学やインターンの受け入れはいつでも実施していますか。
職場見学やインターンは、いつでも受け付けております。
申込については、下記連絡先までご相談ください。
Q高卒採用のフローを教えてください。
Q中途採用のフローを教えてください。

メールアドレス: 

Q転勤はありますか。
FS職については、原則県外などへの転居を伴う転勤はありません。
Q有給休暇制度は有りますか。
4月入社の方は、年度始まりから20日間付与されます。
当社社員は年間約12~15日程度取得(月に1回以上ペース)しており、全国的に比べても高い有給消化率となっています。有給休暇とは別に、自分で休日を決めることができる指定休日もありますので柔軟に休日を取ることが可能です。
Q化学について専門的に学んだ経験はありませんが、大丈夫ですか
問題ありません。普通科出身の先輩社員もたくさん活躍されています。入社後も向上心を持って学び続けることができる方をお待ちしております。

問い合わせ先

問い合わせ先
姫路製造所総務部人事・総務Gr

電話:
079-236-8280
mail: